2012年6月18日

日本製電磁鋼板AD調査、台湾当局が中断

 日本鉄鋼連盟の通商情報によると、台湾経済部は5月24日、日本製電磁鋼板に対するアンチダンピング(AD)調査を中断したと官報告示した。無方向性低級電磁鋼板を対象に中国鋼鉄(CSC)が昨年11月に提訴した。3月から損害調査に入っていたが、提訴者が提訴を取り下げたため、4月に予定した公聴会も開かなかった。台湾財政部が今後調査終了を公告する運び。

 中国、韓国製冷延鋼板へのAD調査も提訴が取り下げられたため、中断した。