2012年6月27日

国内建機、生産減少へ 鋼材出荷・加工に影響も

 建設機械の国内生産は夏場以降、減少する可能性が強まっており、建機向け鋼材出荷・加工も影響が出てきそうだ。震災復興向けなど小型機種の生産は好調だが、中型機種は円高に加えて、欧州の金融不安もあって、欧州・中近東向けの輸出が落ち込みつつある。

 業界関係者筋では、12年度の建設機械(鉱山機械)向け鋼材出荷量は当初、前年度よりも4―5%増えると予測していたが、ここにきて前年度比横ばいの68万トン程度、もしくは減少する見通しとしている。

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