2012年7月9日

住金・製鋼所、鍛造クランクシャフト 歩留まり90%超目標

 住友金属工業の交通産機品カンパニーは、製鋼所(大阪市)で製造する鍛造クランクシャフトの高歩留まり技術を開発し、日本、米国、中国、インドで展開するクランクシャフト生産のマザー工場としての位置付けを明確化する。現在、歩留まり90%以上を目指し、既存技術と一線を画した新しい鍛造プレスの技術開発を進めており、「13年度には形にしたい」(野木清孝専務)考え。

 日米中印の世界4極での生産体制に加え、新たな生産拠点も東南アジアを軸に検討する。技術力を生かした新設備と生産拠点の拡大で、世界的な自動車需要の増加に対応する。