2012年7月9日

東京製鉄、輸出見送りで減産

 東京製鉄は鉄スクラップ価格、円高の為替動向を踏まえ、ホットコイルでFOB650ドル、H形鋼では同750ドルを下回る価格水準での成約を見送るなど、採算重視の輸出姿勢を堅持している。このため、7月は工場の夏季炉休に伴う生産減少に、輸出成約見送りによる減産が上乗せされる見通しで、「7月の全社生産量は当初26―27万トンを計画していたが、これを下回る可能性が高い」(今村清志・常務取締役営業本部長)としている。