2012年7月13日

中国・華南、製鉄所建設が活発化 深刻度増す「過剰問題」

 中国華南で、製鉄所の建設が活発化してきた。首鋼集団の冷延工場(広東省)が6月末に着工。5月末には宝山鋼鉄の湛江製鉄所(広東省)と武漢鋼鉄の防城港製鉄所(広西チワン族自治区)が着工し、華菱鋼鉄とアルセロール・ミッタルの冷延工場(湖南省)も建設に向け進展を始めた。

 大需要地の華南には大型製鉄所がなく、非効率な鋼材輸送を解消するため、政府が建設認可を与えている。一方で需要は緩やかな成長に移り、能力過剰が深刻化する恐れがある。

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