2012年7月31日

NSSC、Cr系ステンレス異形鉄筋 橋梁に国内初採用

 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は30日、クロム系ステンレス異形鉄筋(JISG4322、SUS410―SD)が橋梁の塩害対策として国内で初めて採用されたと発表した。

 沿岸特有の鉄筋腐食によるコンクリート構造物の損傷が防止でき、競合素材であるエポキシ樹脂塗装鉄筋に比べ、施工条件による防食性能の変動(運搬・加工・打設時の塗膜剥離、キズ付など)が少なく信頼性が高いこと、施工が容易である点などが評価された。