2012年8月1日

経産省粗鋼計画 2四期、2800万トン台に到達

 経済産業省が31日発表した2012年度第2四半期(7―9月)の生産計画によると、粗鋼生産は2809万8000トンと前期比2・2%増える。2四半期連続で増加し、9四半期ぶりに2800万トンに達する。前期の生産トラブルの反動や一部改修に備えた半製品在庫の積み増しもあり、2四期の計画は6月末に経産省がまとめた粗鋼需要見通しに対して、99万7000トン多い。

 鉄鋼課では復興需要も本格化しておらず、輸出環境が悪化する中で高い水準の生産計画に注意を喚起。在庫調整が必要な中で、需要の下ブレもにらんだ慎重な生産対応が必要としている。

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