2012年8月2日

中国日系CC、下期加工量 下振れ懸念

 中国の日系コイルセンター(CC)の間で、家電向け中心に下期の加工量を下方修正する懸念が高まってきた。自動車向けは好調だが、家電・OA機器関連は需要の伸びが鈍く、足元も稼働に余裕がある状況。政府の省エネ家電補助金政策に需要増の期待がかかるが、家電在庫の調整が遅れ、効果が表れるのに時間を要する見通し。「販売増を見込んでいた日系家電が慎重視し始めている」(上海の日系商社筋)といわれ、日系CCは低調な市場への対応を迫られそうだ。