2012年8月6日

東京地区の表面処理鋼板、販売回復には時間

 表面処理鋼板は横ばい。市中価格(ベースサイズ、トン当たり)は電気めっき鋼板(熱延ベース)が8万3000―8万6000円、溶融めっき鋼板が8万4000―8万7000円。

 主力向け先となる建築需要は回復の兆しがみられ、首都圏のマンションや東北の震災復興など、「物件の数は多く、見積もり依頼は相次ぎ寄せられる」(扱い筋)という。ただ、相変わらずの鉄筋工事の職人不足が影響し、着工が先延ばしされるケースが目立っており、販売回復までには至っていないもよう。