2012年8月17日

鉄スクラップ国内需給、均衡を維持 秋以降タイト化も

 国内鉄スクラップ需給は均衡を保つ。2012年7―9月の鉄スクラップ需要は、「電炉メーカーの夏季炉休の影響などで数%の微減」(商社)が見込まれるが、一方の供給側も夏季要因による発生減もあって供給過剰には至らずにいる。9月から秋口以降には大型物件や震災復興関連など製品需要回復への期待もあり、「今後の需給はタイトに向かうのでは」(流通筋)との指摘もある。