2012年9月11日

豪石炭事業、急速に収益悪化=コスト上昇・スポット相場急落

 豪州の石炭事業の収益が、急速に悪化している。近年の人件費など継続的なコスト上昇に資源税、炭素税の負担が増えており、足元の豪ドル高の中で、原料炭などのスポット相場が急落したためだ。

 原料炭最大手の豪BHPビリトン三菱アライアンス(BMA)は一部炭鉱の休止を、エクストラータは人員削減を、それぞれ10日発表した。中国経済の減速などを背景とした資源価格の調整が、とりわけ高コストが際立ってきた豪州の山元に、構造調整を迫った格好だ。

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