2012年9月11日

12年度 厚板生産200万トン減少へ 新造船需要が低迷

 高炉メーカーによると、2012年度の厚板生産は対前年度200万トン減少する見込みで、03年度の1025万トン以来、9年ぶりに1000万トンレベルに落ち込みそうだ。

 新造船需要の低迷により、国内造船向けが100万トン近く減る見通しのほか、韓国造船向けも数十万トンの下振れを予想。これまで堅調だった建設機械向けについても、下期以降はブレーキがかかると見る。2年後に造る船がなくなる「14年問題」の影響は深刻で、今後、さらに生産は落ち込む可能性がある。