2012年9月12日

インド鉄鋼省、強制規格9品目追加 自動車鋼板は適用延期

 インドの鉄鋼省は10日付で、新たに鋼材9品目にインドのIS規格取得を義務付ける適用範囲拡大を発表した。3月の公示通り、原則12日から発効する。

 経済産業省、日本鉄鋼連盟は製造業への影響を避けるために、適用範囲の明確化と実施の延期を求めていたのに対して、印鉄鋼省は対象の一部について適用を2013年3月末とした。自動車鋼板の大部分が、来年3月までは従来通り輸出が可能になるため、経産省の鉄鋼課では当面の懸念は解消されたと見ている。建材の安全性を担保するという規制の趣旨に沿って、自動車など製造業用途を対象から除外するよう引き続き働き掛ける考え。

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