2012年11月1日

東京地区のNi系ステン冷薄、価格見直し機運

 ニッケル系ステンレス冷延薄板は横ばい。流通段階での在庫調整は一段落したものの、荷動きは相変わらず低位で、秋需の盛り上がりは見受けられない。原料ニッケルのロンドン金属取引所(LME)価格が弱含み推移しているため、マーケットには先安観があり、様子見姿勢の流通が多い。足元、SUS304ベースサイズはトン25万円どころだが、ニッケル価格、スクラップ価格次第で市況は一段安の展開もある。