2012年11月28日

高炉、ブリキ輸出価格 50ドル引き上げへ

 国内高炉メーカー2社は1―3月積みブリキ、ブリキ原板輸出価格のトン当たり50ドル引き上げを図る。熱延鋼板価格の反発基調、海外メーカーの値上げ姿勢が背景。最大課題の採算改善に努める。

 10―12月積みの輸出価格は原料コストの低下見合いで採算改善も一部あったが、「調整局面」となった。例年の不需要期や韓国、中国、台湾の鉄鋼メーカーが積極的に輸出した点が影響した。一方、足元では熱延鋼板価格が各国の国内市場や輸出で上昇基調。季節要因で需要も1―3月は10―12月と比べ増える。

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