2012年12月10日

東京地区のNi系ステン冷薄、上げ基調へ変化

 ニッケル系ステンレス冷延薄板は強含み。12月に入り明らかに基調が変わってきた。原料価格の上昇に伴う、メーカー値上げが流通段階でも理解が進んでいる。赤字に悩まされてきた流通各社は収益改善の機会ととらえ、慎重な受注姿勢を堅持しながら、徐々に再販価格の引き上げをアナウンスしている。足元、SUS304ベースサイズはトン25万円どころ。すでに5000円方上がっているところもあり、今月中には一段上昇となりそうだ。