2012年12月28日

粗鋼需要、3四期ぶり増2607万トン 1―3月見通し

 経済産業省が27日発表した2012年度第4四半期(1―3月)の見通しによると、出荷相当粗鋼需要量は前期見込み比0・2%増の2607万トンと3四半期ぶりに増加する。鋼材需要は0・9%増の2335万トンと2期ぶりに増える。内需は減少し、輸出は増える。経産省鉄鋼課は復興需要の本格化が遅れており、海外景気や為替も楽観視できない中で、なお高い在庫の調整を進めるなど、慎重な対応が必要としている。