2012年12月28日

台湾鉄鋼大手4社、12月通期 減収見込む

 台湾大手鉄鋼メーカー4社の2012年12月期の業績は、いずれも減収となる見通しだ。鋼材販売価格の下落が主因。税引き前利益を公表している高炉最大手の中国鋼鉄(CSC)と電炉最大手の豊興鋼鉄は、60億台湾ドル前後(約170億円)と前年比約70%、約15億台湾ドルと50%強それぞれ減益となる見込み。

 中国の鉄鋼増産や欧州債務危機の影響などで、国際的に需給が緩和しており、低位にとどまる鋼材市況がメーカーの収益を削ぐ状態が続きそうだ。

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