2013年1月10日

韓国電炉、原料買値一斉引き上げ

 現代製鉄、東国製鋼など韓国の電炉メーカー各社は、新年明けから一斉に国内鉄スクラップ価格の引き上げに向かっている。現代製鉄の仁川工場が2日からトン当たり1万ウォン(844円)値上げしたのを皮切りにPOSCO光陽製鉄所が3日から1万―1万5000ウォン、東部製鉄、世亜ベスチールは7日から3万ウォン値上げした。南部の嶺南地区の韓国鉄鋼、YKスチールなども追随しており、市況は急伸している。12月の輸入スクラップが50万トン台と11月までに比べ20万トン強減少し、工場在庫が減少したことが背景にある。現代製鉄、東国製鋼などは日本からの輸入契約を急いでいる。