2013年1月17日

東京地区のNi系ステン冷薄、徐々に先高観強く

 ニッケル系ステンレス冷延薄板は値上げに向けて流通が動き出したこともあり強含みで推移している。マーケットは落ち着いているが年末から年明けにかけて、原料ニッケル価格が上昇基調にあったため、その動向をうかがう動きが広がっている。昨年末までに唱え上げを開始した流通では継続的な再販価格の引き上げに取り組む一方、年明けから値上げを打ち出す流通もあり、市場は徐々に先高観が強まってきた。足元、SUS304ベースサイズはトン25万円どころ。