2013年2月5日

仁淀鉄鋼、大型スリッター 奈良で3基体制に

 仁淀鉄鋼(本社=大阪市西区、藤原守社長)は今月にも奈良工場(奈良県磯城郡)の大型スリッター4基のうちの1基(No.1大型スリッター)を休止し、3基体制とする。設備の老朽化に加えて、2011年に更新したNo.2大型スリッターは自動刃替え・刃組みなどを装備する高性能設備で、稼働後は全体の生産性の向上に寄与し、加工能力に余裕ができたため。今年4―6月には休止設備を撤去するとともに、撤去後のスペースは整地などを行い、母材ヤードとして活用する。これにより、同工場の母材保管能力は現状比1500トン(30%)増の6500トンに引き上げられる。

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