2013年2月7日

Aミッタル、通期初の赤字37億ドル

 鉄鋼最大手のアルセロール・ミッタルが6日発表した2012年通期の純損失は37億2600万ドル(約3200億円、前年は22億6300万ドルの利益)と、年間で初の赤字を計上した。減損や設備閉鎖費用が響いた。出荷量が減ったうえ、単価が下がり、とりわけ欧州鋼板部門で赤字が拡大するなどで、営業赤字は32億2600万ドル(前年は48億9800万ドルの利益)だった。13年の鋼材出荷は2、3%増え、金利・税・償却前の利益(EBITDA)は70億8000万ドルだった12年を上回るとしている。