2013年2月18日

東京地区の冷延鋼板、先高基調変わらず

 冷延鋼板は強横ばい。足元の市中価格(ベースサイズ、トン当たり)は6万9000―7万1000円。 流通業者は唱え引き上げを進めているが、東京製鉄の3月契約の価格発表を控え、先週は様子見ムードが強く、荷動きも一服している。海外市況の上昇や円高修正で、鉄鋼メーカーは輸出シフトを強めて、市場では先高基調に変わりないとの見方が多い。ただ、下半期の高炉メーカーと自動車メーカーとのひも付き価格交渉がトン当たり4000円の値下げ決着となったことで、2―3月中の需要家への価格転嫁は困難となりつつある。