2013年2月20日

鉄スクラップ市況、関西で500―1000円続伸

 関西地区の鉄スクラップ市況が、先週末から今週明けにかけてトン500―1000円続伸した。同地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格(H2)はトン当たり3万2000―3万3000円前後、高値トン3万3500円。韓国向けを中心に新規鉄スクラップ輸出価格が1年半ぶりの水準まで上昇しており、国内鉄スクラップ市況にも波及している。

 鉄スクラップ輸出高などを受けて、市中の先高への期待感が強まり、メーカー入荷が停滞。東京製鉄が鉄スクラップ買値を引き上げた先週16日に、地区内でも電炉メーカー各社が値上げを実施した。