2013年3月12日

東京地区の普通鉄線、実需振るわず

 普通鉄線は横ばい推移。市中価格は4ミリの規格線がトン当たり13万7000円、一般用線が12万9000円中心。高炉、電炉メーカー主導の下、線材ロッド価格の値上げが製品価格に波及しているが、実需が振るわないため、普通線材製品全般に値上げの進捗は滞っている。流通各社は当面、「トン当たり2000―3000円程度の上げ幅」(問屋筋)を目標に交渉を進めていく方針だ。