2013年4月4日

H形鋼 輸出価格、調整局面入り

 東南アジア向けの汎用品のH形鋼の輸出価格は、4―5月積みの成約でC&Fトン730―740ドルで調整局面に入っている。今年に入って50ドル超上昇してきたが、鉄スクラップ市況などの上伸力が欠ける中、買い手の指し値が厳しくなっており、海外の形鋼市況も停滞ムードが出始めている。日本メーカーは原材料コストが上昇していることから、輸出価格引き上げの姿勢を堅持しており、輸出商談はこう着した状態が続きそうだ。