2013年4月8日

宝山鋼鉄、厚板ミル湛江に移設

 中国の宝山鋼鉄はこのほど、上海製鉄所の羅涇区に持つ厚板ミル(年間生産量120万トン)を、広東省で建設中の湛江製鉄所に移設することを明らかにした。造船需要の減少で不採算が続き、12年に操業を停止していた。製造コストの低い湛江で競争力を高める。宝鋼は収益重視の質的発展を求め、資産の再配置を進めており、ステンレス事業も上海製鉄所から福建省のグループ会社への移転を計画している。