2013年4月10日

中国、鋼材市況の下落続く

 中国の鋼材市況は4月入り後も下落が続いた。第1週の熱延コイル市況はトン3978元(約6万2610円、3ミリ厚・増値税込み)と前週比1・7%安で6週連続下落。他の鋼板類や条鋼類も続落した。大手鉄鋼メーカーは価格を上げてきたが、鞍山鋼鉄が4月販売価格を下げるなど、軟化した市況に対応するメーカーが出始めている。高水準の生産が続く一方で春需に勢いがなく、需給緩和が市況を下げる展開が続きそうだ。