2013年4月17日

日新製鋼HD、財務体質改善を急加速

 日新製鋼ホールディングスは、中期経営計画(2013―16年度)で掲げた財務体質強化策の実行スピードを加速する。市場環境が想定以上に厳しく、日本金属工業との経営統合など成長戦略投資で財務体質が悪化しているため。本年度は有価証券や遊休地などの資産売却を実施し、成長投資資金を確保しつつ有利子負債の増大を抑制。来年度以降の収益拡大による資本充実とキャッシュフロー創出による有利子負債圧縮との両輪による財務体質の改善に弾みをつけ、最終16年度でのDER(負債資本倍率)の1以下への回復を目指す。