2013年5月8日

小棒市場環境、好転 「見えない在庫」に警鐘

 普通鋼電炉工業会の栗川勝俊会長(合同製鉄社長)は7日、定例の記者会見を開き、「マーケットは建築、土木ともに好調を維持しており、建築着工床面積は3年連続で増加している。一方、鉄筋用小棒の12年度生産は前年度比2・2%増の848万トンと3年連続でプラスを示し、13年度も12年度と同水準か、若干プラスが期待できる。メーカー在庫も前年度比で2月が5・9%減、3月は5・6%減と適正水準に向けて減ってきた。鉄筋工不足など建設現場の労務問題も需要があるために起きている現象で、いずれ解決に向かうだろう」と、小棒マーケット環境が好転していると指摘した。

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