2013年5月20日

鉄スクラップ、関西輸出3万2210円 円安影響大きく

 関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル社長)は17日、第36回鉄スクラップ共同輸出入札を行い、FASトン当たり3万2210円(H2)で成約した。前回(3月25日実施)比で1790円安い。

 韓国向けの新規鉄スクラップ輸出商談が難航する中、今月10日実施の関東テンダー、今回の成約価格と相次いでFASトン3万2000円台に乗せたものの、「為替が対ドルで円安傾向にある影響が大きかったのでは。国内鉄スクラップ相場をけん引するような状況ではない」(流通筋)など、慎重な声も聞かれる。