2013年5月24日

国内薄板需給、好転へ

 国内の薄板需給が、下期に向け好転する可能性が出てきた。1ドル=100円を超える水準の円高修正が定着してきたことで、右肩上がりの建設向けに加え、回復の遅れていた製造業でも、ここにきて国内生産の上方修正、海外生産移管の延期などが増加しているためだ。また輸入材についても、昨年末以降は減少傾向。来年実施される見込みの消費税増税に対する駆け込み需要も予測されており、輸出の好調さが続く高炉メーカーの国内向け納期・ロールは、タイト化する様相を濃くしている。

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