2013年6月5日

製造業に改善の動き 海外鋼材市況”底打ちへ” 鉄産懇樋口会長

 鉄鋼産業懇談会の樋口眞哉会長(新日鉄住金副社長)は4日の会議後、「建設に加えて、造船や自動車など製造業に改善の動きがみられる」と述べたうえで、軟化傾向にある海外鋼材市況についても「落ち方のテンポが緩やかになっており、底打ちは近い」とコメント。総じて明るい材料が増えているものの、中国の増産が続いていることから「引き続き在庫と通商問題を意識した慎重な対応が求められる」と強調した。

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