2013年6月20日

三井造船、釜石港の復旧加速へ 防波堤用大型ケーソン出渠

 三井造船は19日、同社100%子会社の三井造船鉄構エンジニアリングが、国土交通省東北地方整備局から受注した釜石港湾口防波堤用大型ハイブリッドケーソン2函を、今月15日に釜石港に向け出渠したと発表した。千葉事業所で製造、本年4月に引き渡しを終えていた。岩手県釜石市の釜石港湾口防波堤は300メートルの開口部を持ち、ギネス世界記録にも認定されていた最大水深63メートルを擁する防波堤だったが、東日本大震災による津波で被災していた。今回のケーソンは防波堤の基礎部分の一部をなし、復旧工事が加速することになる。

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