2013年7月1日

新日鉄住金、海外の車鋼管事業拡充

新日鉄住金は、海外での自動車用鋼管事業を拡充した。工事を進めていた子会社のニッポン・スチール・パイプ・メキシコ(NPM)が5月に稼働し始め、6月には能力増強が完了したニッポン・スチール・パイプ・インディア(NPI)が量産を開始したと6月28日に発表した。中国やタイ、ベトナム、インドネシア、米国など海外10カ所に、自動車用鋼管の製造・販売を手掛けるグループ会社を展開しているが、今回の拡充で海外全体における自動車用鋼管の生産能力は年間25万トンから30万トンに拡大した。引き続き、海外需要に対応するため積極的に事業展開を図る構え。