2013年7月22日

東京製鉄、8四半期ぶり黒字転換

 東京製鉄の2013年4―6月期単独経常利益は9億7000万円となり、前年同期比で68億6500万円の損益改善を果たし、8四半期ぶりに黒字転換した。「実需見合いの生産を徹底したことで、前年同期比4割減産となったが、販売価格を維持したことによって、大幅に損益が改善した」(今村清志・常務取締役営業本部長)とした。7―9月期は電力料金の値上げ、定期修繕による夏季減産で生産コストアップを余儀なくされる影響を考慮し、経常利益は4―9月期がゼロ、通期は25億円と、前回予想を修正していない。