2013年7月30日

神戸製鋼、経常益上振れ600億円

 神戸製鋼所は29日、2014年3月期の連結経常利益予想を、4月時点の450億円から600億円に、純利益予想を350億円から550億円にそれぞれ上方修正すると発表した。コベルコ建機、アルミ・銅、コベルコクレーンなどの業績が従来予想を上回るためで、前期の181億円の経常赤字、269億円の最終赤字からの業績回復が加速する。上期予想も経常利益を従来の150億円から250億円、純利益を100億円から250億円にそれぞれ上方修正したが、未定としていた中間配当は「財政状態や資金需要などを総合的に判断し、見送ることを決めた」(藤原寛明副社長)。