2013年8月5日

東京製鉄とパナソニック、資源循環取引を開始 調達費最大3割削減へ

 東京製鉄とパナソニックは2日、パナソニックが回収した使用済み家電製品から発生する鉄スクラップを原料に東鉄が鋼板を生産し、再びパナソニックの製品の素材として使用する資源循環取引スキームを開始したと発表した。資源の有効活用と価格・納入面での安定調達を図る両社の思惑が一致した。電炉メーカーと電機メーカーとの資源循環取引は初めてで、調達費は最大3割削減される見込み。建材用途からスタートし、将来的には冷蔵庫や洗濯機などの主要家電にも適用範囲を拡大する。