2013年8月9日

ときわ会7月末在庫、過剰感解消 18・9万トン

 新日鉄住金によると、形鋼扱い流通で構成する全国ときわ会の7月末H形鋼在庫は、前月比3・7%減の18万9500トンとなり、2カ月連続で減少した。在庫率は1・92カ月と0・33ポイント下がり、7カ月ぶりに2カ月を割り込んだ。小口需要が増加傾向にあることを背景に、出庫量が堅調に伸びていることから在庫の過剰感は解消した。「一部では歯抜けも出ている」(建材営業部)ようだ。新日鉄住金では、在庫のもう一段の圧縮が必要とみており、前月レベルの受注抑制を継続することで、マーケットの健全化を図る。