2013年8月9日

新日鉄住金 鹿島共同火力5号機、11月操業 副生ガスで高効率発電

神戸製鋼所・IZN440TUA外観図
 新日鉄住金は鹿島共同火力の5号機の操業を本年11月から開始する。鹿島製鉄所で排出される副生ガスだけを燃料とする副生ガス専焼ガスタービン複合発電設備(GPCC)で、出力は30万kW(キロワット)に上る。発電効率は50%近くに達し、製鉄プロセスで発生する副生ガスを高効率で使用、発電を行う。鹿島共同火力は35万kWの発電設備4基を擁するが、うち1基は既に休止、5号機稼働後は残る3基のうち、もう1基も停止する。また、東京電力の電力卸供給入札で新日鉄住金は電源開発と共同事業により、鹿島製鉄所内に石炭火力発電所を建設、電力供給を拡大する計画だ。

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