2013年8月16日

日新製鋼HD、収益改善策が進展 中計施策奏功

 日新製鋼ホールディングスは、中期経営計画で打ち出した収益改善策が着実に進展している。2013年度は連結経常利益140億円、純利益120億円を見込み、必達目標の黒字化をほぼ確実なものとし、リスクシナリオの14年度目標、経常利益90億円、純利益50億円の達成も視野に入ってきた。円高修正やアベノミクス効果による需要環境の好転を背景に、コスト削減や拡販・価格是正などの中計施策が奏功しているもので、アジアの鉄鋼供給過剰問題が深刻化する中、国際競争力強化を加速。中計最終16年度の経常利益220億円以上、純利益170億円以上の実現に向け、グローバル展開など収益基盤の拡充を急ぐ。