2013年8月22日

鉄スクラップ、米国市況 東西で温度差

 米国鉄スクラップ市場は、トルコ向け輸出を主体とする東海岸、東アジア向け中心の西海岸で市況に温度差が出始めている。東海岸では、トルコ向け新規鉄スクラップ輸出商談が難航しつつあるほか、国内メーカーの8月購入価格引き下げが徐々に影響。一方、日本からの東アジア向け鉄スクラップ輸出価格に比べて割安となったため、韓国メーカーが米国からの調達にシフトしており、西海岸では「東部で上げ一服ムードが台頭する一方、売り腰を強めている」(流通筋)という。