2013年8月26日

鉄スクラップ、市況上昇基調を維持

 国内鉄スクラップ市況は、上昇基調を維持している。炉前在庫が減少している電炉メーカーは、購入価格を引き上げて入荷促進を図る。東京製鉄23日入荷分から、全工場で買値をトン1000円引き上げ、関東、関西の電炉メーカーにも同様の値上げが見られる。一方で輸出契約残の消化が順調なことや、「市中の荷動き量は多くはない」(流通筋)と供給タイトの指摘もあって、相場はさらに上伸余地も見込まれる。