2013年9月19日

経産省、防災鉄鋼技術 海外で普及へ

 経済産業省は、日本の優れた防災鉄鋼技術の普及に向けた取り組みを具体化する。高性能の鋼材を使った鋼構造の防災・減災建設技術の普及へ、地震や津波など災害が多く、大きな人口で防災需要も大きいインドネシアでまずは実態調査に乗り出す。将来は他国にも展開したい考え。政府は2020年までにインフラ輸出を約30兆円と3倍増を掲げており、官民一体の新たな枠組みを通じて、津波タワーや耐震設計など、日本が台風や地震など災害にさらされながら培った技術の海外展開につなげる。