2013年10月7日

鉄スクラップ、10―12月消費927万トン

 2013年10―12月の鉄スクラップは、建築鋼材生産の増加などを背景に需要増加が見込まれる。経済産業省が今月1日に発表した10―12月期鋼材需要見通しは、出荷相当粗鋼需要量を2797万トンとする。日本鉄源協会の直近3カ月間(5―7月)の資料から推定した製鋼歩留まり(粗鋼生産/鉄源消費)は91・6%、鉄スクラップ消費量の割合は30・4%。これを粗鋼需要量見通しに当てると、10―12月の鉄スクラップ消費量(転炉鋼、電炉鋼向け)は約927万トンと推定される。前年同期実績は約915万トン。

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