2013年12月20日

13年度全国粗鋼、3年ぶり1・1億トン超へ

 日本鉄鋼連盟は19日、2013年度の全国粗鋼生産量は、3年ぶりに1億1000万トンを上回る見込みだが、14年度は13年度を若干下回るとの見通しを発表した。14年度については、住宅投資や自動車販売など消費増税に伴う個人消費関連需要の落ち込みを想定するが、景気はプラス成長を維持すると予想。友野宏会長は同日の定例会見で「90年度からのロングスパンでみると、1億1000万トン台はまずますのレベル」と強調。「政府の景気対策や成長戦略による好循環が回り始めれば、13年度は1億1000万トンにプラスアルファが出てくる」としたうえで、「14年度はそれが発射台となって、約1億1000万トンの高水準を維持すると期待したい」と述べた。

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