2014年2月10日

方向性電磁鋼板、国際市況上昇基調に

 長く低迷が続いてきた方向性電磁鋼板(GO)の国際マーケットの潮目が大きく変わってきた。日本高炉メーカーの輸出商談でも、今年上期の欧米重電ひも付き向けが横ばいで決着したのに続き、4月積みのインドや中近東向けでは、トン当たり100ドルを超える水準での値上げが浸透した。環境規制に対応する形で変圧器の高効率化が進み、ハイビーのような鉄損率の低い高効率GOのニーズが高まってきたためだ。国際市況は2年半ぶりに上昇基調になっている。

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