2014年2月28日

1月普通鋼輸入、今年度最大48万7000トン

 財務省が発表した貿易統計によると、1月の普通鋼鋼材輸入量は前月比19・4%増の48万6624トンとなった。3カ月連続で40万トンを超え、本年度では最大数量となり、円安にも関わらず増加気配を示している。中国は減少したものの、韓国、台湾が20%以上の高い伸びを示した。国内需給のタイト化、契約時に起きた一部ミル・ラインの不調から、需要家や流通業者が輸入材の手当てを進めたものとみられるが、関係者からは輸入材への関心・警戒が高まっている。