2014年3月31日

鉄スクラップ、韓国向け小幅続伸 直近比で1000―1500円高

 低迷していた韓国向け新規鉄スクラップ輸出価格が小幅続伸している。先週までの鉄スクラップ輸出商談で、韓国向けの成約価格(H2)がFOBトン3万1500―3万2000円前後へと上昇。直近安値から1000―1500円高い。一方で、韓国電炉最大手の現代製鉄は日本との鉄スクラップ商談をスキップするなど、「現代製鉄の鉄スクラップ炉前在庫が依然として膨らんだまま。韓国が本格的に輸入調達を再開したとは言い難い」(流通筋)と見る向きもある。