2014年4月2日

経産省4-6月見通し 粗鋼需要1.2%減2701万トン

 経済産業省が2日発表した2014年度第1四半期(4―6月)の鋼材需要見通しによると、出荷相当粗鋼需要は前期実績見込み比1・2%減の2701万トンと2四半期連続で減る。鋼材需要は3・6%減と3期連続で減少する。半製品在庫の積み増しなどのため、粗鋼生産の減少幅は鋼材需要ほどには減らない見込み。経産省鉄鋼課では消費税の駆け込み需要の反動など変動の生じる場面だが、経済の基調は堅調と見ている。人手不足による実需の遅れなどを見極めたうえで適正状態の在庫水準を保つなど、慎重な生産対応を求めている。

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